大和撫子の語源
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ナデシコという言葉は、秋の七草の一つでもあるナデシコ科ナデシコ属の植物を指して使われてきました。ナデシコ属は北半球の温帯域を中心に約300種が分布していて、このうち、カワラナデシコという品種がヤマトナデシコの名で呼ばれることがあります。ちなみに、母の日のプレゼントでお馴染みのカーネーションもナデシコ属の植物です。 ナデシコは「撫でし子」と語意が通じることから、古来より女性や子供に例えられてきました。ナデシコは和歌に多く詠まれていて、『万葉集』にもナデシコが参照されています。『枕草子』には、「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」とあります。 |
日本女性の美
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大和撫子に象徴される日本女性の理想像とは如何なるものでしょうか?大辞泉で「大和撫子」を引くと、定義の一つに「日本女性の清楚な美しさをほめていう語」とあります。清楚というからには、ハリウッドセレブに典型的な、大胆でゴージャスな女性とは一線を画すタイプの魅力であることは間違いありません。イメージ的には、茶髪にガングロ、ミニスカートというよりは、長い黒髪の着物を着た見返り美人といった感じだと思います。映画「ラストサムライ」で小雪が演じていたキャラクターが私の持つ大和撫子のイメージにジャストマッチです。
服装については、日本人の伝統衣装である着物のデザインなどを考慮しても、優先されるのはセクシーさではなく、おしとやかで清廉なイメージであると言えると思います。もちろん、これは大和撫子が性的アピールを欠いていることを意味するのではありません。そうではなく、日本人女性は、肉体美を前面に押し出すかわりに、さりげない演出によって男性の気を引き付ける術を身に着けたのだと思います。身だしなみに気を付け、気配りを忘れず、思いやりもあって、ふとした拍子にさしげなく演出される女性としての魅力…、これでは世界中の男性陣が日本人女性に簡単にコロリといってしまうわけも頷けるというものです。私もそんな日本人女性が大好きです。 もちろん、日本人女性は全て左記のような大和撫子を目指すべきだとは思いません。国際化が進む現在、男女の美徳についても、従来は存在しなかった価値観が生まれつつあります。それは決して悪いばかりことではなく、素晴らしい要素が沢山あります。社会とは変化を続けるものであり、それを拒んでいたら人類に進化はありません。しかし、それと同時に、未来への道を正しく歩むためには、自らのルーツを時折振り返ることも大切です。古来から伝わる日本人女性の美徳には、学ぶべき要素が無数に存在します。現代の日本人女性は、そのルーツを踏まえた上で、過去と現在の美徳の有機的融合を図ることによって、新生大和撫子となって世界に羽ばたいていくのだと私は信じています。 |
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